神奈川県を変えていくには、まず私たちから変わろう!豊かな暮らし実現の県

神奈川県を変えていくには、まず私たちから変わろう!豊かな暮らし実現の県

今回のテーマは第20回統一地方選挙です。神奈川県では2023年4月9日に知事選、県議会選が行われます。
県知事は4名の候補者が、県議は定員105人に対して、162人が立候補します。皆さんは投票するに際し、どのように候補者を決めていますか?
選挙を機に今一度、県会議員のあり方、県の行政に対する姿勢のあり方を考えてみたいと思います。
神奈川県は現在人口増や企業誘致、観光振興などが成功しており、税収は安定しておりお金持ちの県と言っていいでしょう。

しかし今の行政だと10年後は税収が減少します。赤字化する可能性も高いです。それは県民へのサービスの低下を意味します。
国や自治体の財政調整基金の削減や、人口減少、景気変動による企業の業績の悪化など様々な要因が考えられますが、県職員や県議が怠けていることが大きな要因の1つです。
「いえ、私たちは一生懸命取り組んでいる」と彼らは言うでしょう。しかし民間企業の厳しさと比較すれば、その取り組みは甘いと言わざるを得ません。
民間企業では機械化、デジタル化が進み、業務の効率化を進めています。そして悲しいかな余剰人員はどんどん切られています。
県職員はどうでしょうか?国がDXを推進しているので機械化は進んでいるでしょう。しかし人員を削減したという話は聞いたことがありません。
一方県議はどうでしょうか?立候補者のマニュフェストを私は全部チェックしてみました。経済、雇用、子育て、介護について、県民にとっていいことばかりが書いてあります。
ではそのマニュフェストを実現するお金は誰が出すのですか?私たち県民です。本当に県民のことを思って立候補するなら何故党を背負って選挙に出るのか?と言いたいです。

今回の選挙では立候補者162人のうち、無所属は26人です。残りの136人は何らかの党に属しています。県議は私たちの1票によって選ばれるので、地域の住民や県民の利益を最優先に考える必要があります。

決して党の利益ではありません。あなた方のマニュフェストは県民のためのものでしょう。党の顔色を見て決めるものではありません。
お金を使うことばかり考えないで、税金を使わない、または税収を上げることを考えてみてはいかがでしょうか。
神奈川県には宮崎県のマンゴー、長野県・山梨県のぶどう、栃木県他のいちごなどのブランドの果物はありません。また工場もどんどん地方に移転しています。土地開発化や地域振興は横浜や川崎に集中し、他の市町は充分ではありませんし、過疎化も進んでいます。
農業改革、経済基盤の誘致、地域振興、これらの活動は県民の収入を引き上げることにつながりますが、全くと言っていいぐらいできていないのが現実ではないでしょうか。県民に向けたサービスの充実を訴えるマニュフェストは多数ありますが、所得を増やすためのマニュフェストはほとんどありません。
現在神奈川県は横浜や川崎を中心に人口が増えているので問題は顕在化されていませんが、今の県議や県職員の仕事ぶりでは神奈川県の10年後は恐らく危機的な状況に陥っているでしょう。
県議は党を、県職員は上司を見て仕事をしているのが至極当たり前のことで、県民の為にはなっておりません。

県議の選挙は市区によって複数人の定員が決められています。例えば横浜市の鶴見区では定員3人ですし、藤沢市は5人です。全選挙区の合計は105人です。しかしそれほどの人数が必要でしょうか。
選挙区は全部で47ですので、各市町村1人で充分だと私は思います。そうすると合計47人ですみ、人件費も50%以上削減することができます。
また選挙の度に投票率の問題が取り出たされます。市民の政治への興味が失われている、参政への意識が低いとまるで私たち生活者が悪いように言われていますが、立候補者にも責任はあるのではないでしょうか。私たちは立候補者に失望しているのです。
みなさん、市議会議員は割りと身近に感じませんか?地域のイベントにボランティアで参加をしたり、時々駅前で演説などをしています。しかし県議はいかがでしょう。身近に感じませんよね。それは県民のために何ら仕事をしていないからだと私は思っています。何らかの活動をしていれば、身近に感じます。
その一例がSNSの利用率。市議と比較して県議の利用率は圧倒的に低いのです。何もしていないから、何も発信ができないのだと思っています。
私は投票率が50%に満たない選挙区または無投票選挙区は全員落選するという制度に変えたほうがよろしいのではないかと思います。投票率が46%の場合は残り54%は立候補者や県議に失望、または期待していないので、それは彼らの責任です。少し強引な考え方ですが、そうまでしないと立候補者は私たち県民のために汗をかき真剣に働くことはせず、党のためだけに働くことになるでしょうから。

皆さん、選挙のポスターだけで投票を決めていませんか?若くてイケメンだからという理由で投票していませんか?私の知り合いのある市の市議はイケメンという理由で6回も当選していますが、まったく仕事をしていません。

そんなことでいいのでしょうか?マニュフェストをじっくり読み、ホームページやSNSで日頃の活動を知り、その人柄や政策で県議に投票しましょう。これは県議のためではなく、私たちの将来の生活のためなのです。
繰り返しになりますが、10年後の神奈川県は今のような豊かな県ではありません。
そうならないためにも私たちが変わり豊かな暮らしを手に入れることが大事です。まずは選挙に行って私たちのために働いてくれる人を選びましょう!

次回、15回目のテーマは「農水産部の改革」についてです。